朝起きたとき、気持ちよく目覚めれば、「今日はがんばるぞ!」、「何かいいことがありそう…」と、ポジティブな気持ちになります。
一日の活力を感じさせてくれるような「よい目覚め」なら、誰もが毎日味わいたいものです。そんな「よい目覚め」はちょっと注意することで、実は毎日、味わえるようになります。
「心地よい目覚め」を演出することで満足度はアップ
朝起きたら、やることがあります。まず、カーテンを開けて寝室に光を取り入れましょう。
部屋が薄暗いなら、明かりをつけて、天気がいいなら窓を開け、空気の入れ換えも行ってください。
次に、パジャマを脱いで、部屋着などに着替えましょう。いつまでもパジャマ姿では気持ちが切り替えられません。
次はベッドまわりの片付けです。パジャマをたたむ、シーツを整えたり、ふとんをたたんだり…。こうしておくことで夜、寝るときに気持ちよく使えます。
こうしていろいろな行動をとることで、起きたときとは違う環境になりました。
いつまでもグズグズとふとんの中に入ったままでは、気持ちを切り替えることはできません。
よい睡眠を身につけるための4つのポイント
つきあいで遅くまで飲んだり、つい夢中になってテレビやDVDを見てしまったり、誰でも睡眠不足になることはあります。その日一日は辛いですが、その日の行動を気をつけることで、次の日から、また「よい目覚め」を手にすることができます。
そのポイントは4つあります。
ポイント1 起きる時間は変えないこと
いくら寝不足でも起きる時間は変えてはいけません。たとえば、朝7時起床と決めたら、午前2時に寝たとしてもその時間になったら必ず起きるということです。
寝足りない分は、日中、仮眠の時間を作るなど工夫して、起きる時間は一定に保ちましょう。起きる時間を一定に保つことが、「よい目覚め」を手にする重要なポイントです。
ポイント2 自分自身に言い聞かせて寝ること
「明日は○○時に起きること」と自分に言い聞かせて寝ると、なぜか不思議とその時間に目覚めるようになります。脳はとても優秀です。だから言い聞かされると、それに合わせて無意識のうちに身体の中で起きる準備を行ってくれるのです。
最初は難しいかもしれませんが、練習を重ねることでその時間に気持ちよく目が覚めるようになります。
ポイント3 朝の光を浴びること
太陽の光を浴びて、体内時計をリセットさせましょう。こうすることで狂った感覚を合わせることができます。そのためにもカーテンを開けて、外に出たら新鮮な空気を吸い込んで、大きな深呼吸を行いましょう。これで体内時計は正常となり、動き出します。
ポイント4 午後にやってくる眠気のピーク
ランチ後は眠くなるものです。もし、寝不足でもそうでなくても、頭がボーッとしてきたら無理に起きていないで、短時間の昼寝で脳をリフレッシュさせましょう。
いすに座ったまま、目をつむれば十分ウトウトできるはずです。昼寝のルールは「午後3時までに20分間程度」です。どんなに時間があったとしても、寝過ぎないことが大事です。
「よい目覚め」は活力を生み出してくれます!
自然と目が覚めると心地よさは何倍にも感じられるものです。それに不思議と眠さも感じません。これは目覚ましが鳴って起こされる、つらい目覚めとは大違いです。このように自然に覚醒するためには練習が必要ですが、気長にやれば誰でもできるようになるので、ぜひ訓練を始めてみましょう。
心地よく目覚めるためのポイントは朝日にあります。朝、太陽の光を浴びることで目から入った光が体内時計をリセットし、毎日同じ時間に眠くなり、同じ時間に起きるようにしてくれます。だから、必ず、朝日にあたることが重要。その日一日、力強く動くためにも、しっかりと準備を整えて、よい目覚めを作り出していきましょう!
監修者:快眠アドバイザー 山本恵一